型変換

 通常、データ型を宣言された変数に値を代入しようとする場合、その値は同じデータ型である必要があります。もし違うデータ型の値を代入したい場合は、型の変換を行わなくてはいけません。(ただし、Visual C# 2008では自動変換される場合もあります。)データ型を明示的に変換する方法には以下の2つがあります。

キャスト式

 キャスト式の型変換を行う場合、変換元と変換先のデータ型に互換性がないといけません。(例:int型とstring型の場合などは変換不可)又、double型からint型への変換の場合など、変換元のデータが変換先のデータの範囲を超えている時は、範囲を超えた部分が失われてしまう事がありますので注意が必要です。尚、書式は以下のようになります。

変換先 = (データ型)変換元;

メソッドを使った型変換

 テキストボックスに入力された数字を数値型の変数に代入したい場合、文字列の数字を数値に変換してから代入してやる必要があります。しかし、この変換には前述のキャスト式は使用できませんので、次のようなデータ変換用のメソッドを使います。文字列を数値に変換するメソッドにはParseメソッドが、数値を文字列に変換するにはToStringメソッドがあります。以下にそれぞれの書式を示します。

■Parseメソッドの書式

変換後の型.Parse(文字列の数字);

このメソッドには次のようなものがあります。

メソッド

変換後の数値型

ToDecimal(値) decimal
ToSingle(値) float
ToDouble(値) double
ToInt16(値) short
ToInt64(値) long
ToUInt16(値) ushort
ToUint32(値) uint
ToUInt64(値) ulong

TryParseメソッドについて・・・テキストボックスに入力された文字列が数字でない場合、Parseメソッドはエラーになります。この場合、エラー処理コードを記述すれば事足りるのですが、TryParseメソッドを使えばエラーになった時にfalseを返す事ができ、処理が簡単です。書式は以下の通りです。

変換後の型.TryParse(値, out 変数);

■ToStringメソッドの書式

数値.ToString();

これらの型変換をきちんと行わないと、コンパイル時にエラーになります。ご注意下さい。

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